フードハンターイチオシ商品 奥出雲そば 本田商店
今回のイチオシは本田商店様の出雲そばです!
本田商店さんは、有機そばを中心に「身体に良くて、美味しいおそば」を作っていらっしゃる老舗の製麺屋さんです。なんと創業は大正9年!約90年も続いており、今も美味しいおそばを作り続けていらっしゃいます。また、有機の原料にこだわり身体に良いおそばづくりを行なっているのが特長です。本田商店さんのおそばの美味しさの秘密を五代目となる専務の本田繁さんと営業企画の星野さんにお話を伺いました。
FH:フードハンター
H:本田商店さん


FH:本田商店さんのおそばはどのようなおそばですか?
H:私たちは「食べて美味しい」「身体においしい」をモットーにそばづくりを行なっています。
いい原料だけじゃなく、添加物はすべてが悪いものじゃないが、どれがいいものか悪いものか分からない状態で世間に出回っています。だから意識している方はなるべく買わないようにしているんじゃないでしょうか。私は添加物の影響というのは3代あとに出ると思っているんです。例えば、自分のおじいさんが農薬や添加物の入ったものを食べてもわりと平気でしょう。大人が食べて問題ない。2代目は子どもの頃から食べていると悪いものが蓄積されます。でも2代目はぎりぎり大丈夫。3代目だと毒素の部分も凝縮されています。母乳自体も、栄養分もオーバーフローして拒絶反応を起こします。これがアトピー、アレルギーとなって出てくるんです。本来、食事は身体に良いものです。他社が添加物を使っても、当店では生産性が悪くても、無添加や有機の、当たり前のものを提供していこうという姿勢で取り組んでいます。

H:良いものを食べれば健康的なからだができる。良いものとは素材が健康的なもの。健康な素材を作るためには、健康的な大地や健康的な水や空気が絶対条件。汚染されないようにするには、人間の力、私たちの意志が必要です。こういうコンセプトで商品づくりをしています。
FH:うちもパンを作っているから小麦を仕入れているんです。フランスパンを作るのに、パン屋さんが使っている小麦粉を使ういいフランスパンができます。また、石釜で焼くといいのが焼けるんです。でも、他のパン屋さんと同じじゃつまらないと思って、北海道産のものを使っているんですが、値上がりが大変じゃないかな~と。
H:そうですね。価格については、企業努力で頑張っているところです。値段の高いものが良いわけではないが、本当に良いもので作ったとき、安いものは、できるものとできないものがあると思っています。やっぱり無茶をすると・・・在庫過剰になったり、そういうものを安くというものがあるがいつもそうはいかない。最近都会ではそういうショップがたくさんあります。
FH:食品のアウトレットですね。

FH:常温で90日保温できるのがすごいなと思いましたが何か特別なことをされているんですか?
H:普通の麺は3~4日しかもたないんですが、うちのそばは90日日持ちします。
H:それは水分量減らしているのと脱酸素剤で酸素をとっています。袋にいれた状態で水蒸気を入れて殺菌しています。レトルトパックに近い技術ですが、真空パックではありません。
H:麺の表面を水蒸気で殺菌するとそば1本1本がコーティングされたようになるんです。ですが、そうすると少し味が落ちてしまう。できたては、手打ちが美味しいのですが、コーティングされているから1週間たっても味が落ちない。出来たては日持ちのしない商品のほうが美味しいけど、5日とか経過すると味が落ちないので逆転するんですよ。スーパー等でも棚置きでもロスがなくなるし、味を落とさずに提供することができます。
FH:そこが本田さん独自の美味しさの秘密なんですね!

FH:それでは、本田商店さんの出雲そばを頂きます!
FH:出雲そばは割り子で食べるんですよね。変わったスタイルですよね。
FH:私は、島根に来るまで知らなかったんですよね~。おもしろいですよね~。
#出雲そばと言えば「割子そば」です!島根県以外の方には馴染みのないおそばですよね。冷たいおそばにお好みとそばつゆをかけます。お店ではそばの入った丸い器を3段~4段重ねて出されます。
FH:こしがあって、とってもおいしいですね!


FH:おそばって鉄分が豊富だから女性の方の美容にいいんですよね!

H:そうですね!ほとんどの栄養素がととのっていて、ビタミンCだけがたりないので、あとは大根おろしを乗せれば完璧です!
FH:へえー!そうなんですか!女性にピッタリですね!
H:おいしいおそばを食べるには昔から3タテと言われるものがあります。
一つ目が「ひきたて」粉にしてすぐ
二つ目が「打ちたて」麺にしてすぐ
三つ目が「ゆがきたて」調理してすぐ食べる
H:おそば屋さんのおそばは、自家製粉をするのが当たり前だと思われていますが、製粉会社が製粉したものを調理しているのがほとんどです。製粉してから、麺を打つまで、仕入れたそば粉を使い切るのに、1ヶ月から2ヶ月かかるのが普通です。そうすると香りが落ちてしまう。だからうちでは、粉をひいてから長くても4日以内に商品にすることにしています。そうすることで香りを落とさずにできます。
H:すごく簡単に思えますが、手打ちそばでも、製粉と最初の水をかけて均一にするところで味の80%がきまります。
FH:うちの主人もそばを打ってくれます。自分の家で打ったそばもおいしいんですよ。
H:手打ちがやっぱり一番おいしいですね。手作りがおいしいのは愛情がうつるからなんです。
FH:手の感触が伝わりますよね。
FH:湿度とか手打ちだと手の感じで分かることが工場だと難しいのでは?

H:工場だと分からないですね。そばはうどんと比べて天気や湿度に左右されやすい特長があります。工場でも粉と水を混ぜるところが一番難しく、それをマスターするには10年はかかります。ただ、作ろうと思えば1週間でできる。ただ美味しいおそばとはいかないでしょう。熟練者は、長年の経験でできるかもしれないが、そうでない者はできない。世代間の経験の差がありますよね。そういう経験の無い人でもできるように天候や湿度記録を日々記録しています。そして経験を積んでいきます。
H:機械ではそこまでの味を出せないですね。なるべく手打ちの味には近づけてますが、手打ちと全く同じにはなりません。手打ちは太くても小さくてもそれはそれでおいいしい。それは愛情があるからだと思うんです。
H:我々もスーパーに出向いて手打ちそば教室とかをやることがあり、その時にはこういう話をするのですが、年に1回の年越しそばは、うちのおそばを買ってもらうのも良いですが、家族のコミニュケーションをとる意味でも、家庭で手打ちそばをやって、一年無事に過ごせたという意味をこめて、そば打ちしてもらうのはどうですかと。家族の中学生、高校生にもそば打ちをして、家族のふれあってほしいと思っています。
FH:そばを打つことって簡単ですもんね。昔からおばあちゃんの力でも打てるものですよね。
H:そうそう。そばをうつのは簡単なんです。店や商売しようと思うとすんなりはいかないと思いますが。3人前くらいなら家で、15分くらいでできる。そば粉と小麦粉と水があればできるのですから。
FH:昔は、そばも家庭の味があったんでしょうね。
【フードハンターの感想】
(かずやまりつこさん)

本田商店の五代目、本田繁さんが語る食品の安全性のお話は、幼い子を持つ親としてはとても身近であり、興味深い内容で勉強になりました。そしてその意識の高さから、本田商店さんの商品がいかに安心して食べられるものであるかどうかがしっかりと示されていたように思います。
また、工場の見学では、蕎麦の実を挽いてそば粉を作るところから店頭に置かれる商品の形になるまでの工程を見させていただきましたが、全て一貫して自社で生産されている様子から最初から最後まで責任を持って、より良い商品を作ろうという姿勢がとても感じられて好感が持てました。
(のなかゆうこさん)

すごく勉強になりました。有機栽培や製法や国内産の原料ににこだわっているところや、そばだけじゃなく、食生活とか体の健康をすごく考えてそこにこだわりを持っているとことが消費者としてとても安心できると思いました。
作っている方のそばに対する思いが非常に熱いので、妥協なく追求しているんだろうなというのが伝わりました。
(そばの)工場を初めて見たのですが、単純にたくさん作っているところを見て楽しかったし、賞味期限が長いので、管理が難しいとおっしゃっていたんですが、きっちりと管理されていることが分かりました。非常に勉強になりました。また家族でおそばを食べたいと思いました。







